手軽に利用できることがクラウドカメラのメリット
スマートフォンやパソコンなどで手軽に視聴できるクラウドカメラは、防犯用として利用されるケースが一般的ですが、クラウドカメラは手軽に利用できることもあり、防犯用に限らず幅広い用途で利用されています。クラウドカメラは、防犯以外にどのような用途で利用されているのでしょうか。
工場での作業改善、効率化に
クラウドカメラを工場で利用する場合、工場内での防犯対策が目的である場合がありますが、そのほかの用途としては、作業の改善に役立てる方法があります。最近では労働力不足が問題化していることから、いかに少ない人手で効率的に作業を進めるか、という点に重点が置かれる傾向にありますが、作業を効率的に進めるためには、現時点で作業をどのように進めているか、ということを把握しなければなりません。
作業状況を把握するためには、クラウドカメラが最適です。作業状況をカメラに録画することで、現場に出向いて作業状況をチェックする必要がないこと、そして、録画した映像を視聴することで、作業状況の問題点を手軽に把握できます。
クラウドカメラを利用すれば、作業の改善が期待できるのはもちろんのこと、作業状況の確認も効率化されることになります。
保育園で園児の状況をチェック
また、クラウドカメラは保育園でも活用されています。保育園内の教室や遊戯室にクラウドカメラを設置することで、園長室で保育園内の状況を常にチェックすることができます。保育園内でトラブルが発生した場合は迅速に対応しやすくなるほか、クラウドカメラは防犯対策に役立つため、不審者対策にもつなげることができます。
また、保育園に子どもを預ける親としては、子どもが保育園で無事に過ごしているかどうかが気になるものです。
保育園でクラウドカメラを設置し、撮影した映像を保護者が視聴できる仕組みにしておけば、保護者が保育園での状況を確認することも可能となります。
保育園にクラウドカメラを設置することによって、保育園の職員はもちろんのこと、保護者の安心度も高まります。
介護施設で介護者の動きを確認
そのほか、クラウドカメラが活用されているのは介護施設です。介護施設では、介護者が夜に徘徊したり、あるいは歩いていたら転倒してけがをしたりする事例が見受けられます。
それらの状況を防ぐためには、介護職員が見回りをしてチェックする方法がありますが、夜の時間帯ほど介護職員が少ない傾向にあるため、介護者の状況を全てチェックすることは難しいのが現状といえます。
そこで、介護施設でクラウドカメラを利用すれば、介護者の動きが分かりやすくなります。
センサー付きのクラウドカメラを活用すれば、常にカメラをチェックしていなくても、介護者がカメラの前を通ればセンサーによって通知されるため、介護者の徘徊に対して素早く対処できます。
介護施設内におけるトラブルを防止するためにも、クラウドカメラの設置は有効となります。
ペットが快適に過ごしているかチェックできる
さらに、ペットの見守りでもクラウドカメラが役立ちます。仕事や買い物などで出かけるときは、ペットだけが家で過ごすことになりますが、飼い主としてはペットが無事に過ごしているかどうかが気になることでしょう。特に、夏の暑い時期は、ペットが暑さでつらそうにしていないかどうかが気になるものです。
ペットが過ごしている室内にクラウドカメラを設置しておけば、ペットの状況を気軽にチェックできます。
また、ペット向けのクラウドカメラには、外出先からエアコンなどの家電を操作できる機能が付いているものもあるので、夏の暑い時期にペットがつらそうにしていれば、外出先からエアコンを操作して室内を快適な状態にすることも可能となります。
このように、クラウドカメラは防犯以外にもさまざまな場面で活用されていることが分かります。利用シーンに応じて、上記以外にクラウドカメラを活用する方法を考えてみるのもおすすめです。
(画像は写真ACより)
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