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夜間でも撮影可能なクラウドカメラ どんな仕組みで撮影される?

2019.06.11

コラム

夜間でも撮影可能なクラウドカメラ どんな仕組みで撮影される?

24時間連続撮影することが多いクラウドカメラ
クラウドカメラは24時間連続で撮影されることが多いため、夜間の撮影も一般的に行われています。そこで気になることは「夜間はどのような仕組みで撮影されるのか」という点ではないでしょうか。

今回は、クラウドカメラの夜間撮影に的をしぼってみていくことにしましょう。

映像を撮影する場合は光が必要
夜間撮影の仕組みについて調べる前に、映像を撮影するときの基本として「光が必要」ということについて確認しておきましょう。

私たちが目の前にあるものを識別できるのは光が当たっているからであり、光のない場所では目の前にものがあるかどうかは、手探りによって確かめる以外にありません。

このことは、カメラで映像を撮影する場合も同様です。光が当たっている場所ではあらゆるものが映像に映りますが、光がない場所では撮影した映像は真っ暗の状態になってしまいます。

映像を撮影する場合は、光が必要であることを理解した上で、夜間撮影の仕組みについて調べていくことにしましょう。

わずかな光を利用して撮影する「微光監視」
夜間に利用する防犯カメラは、大きく分けると「微光監視」と呼ばれるタイプと「赤外線」を利用するタイプがあります。

微光監視型の場合、わずかな光があれば夜間の撮影が可能となります。街灯の光など、比較的明るい光がある場所であれば問題なく撮影することができますが、製品によっては、豆電球のようなほのかな光であっても撮影できるタイプもみられます。

また、微光監視型を利用するメリットは、カラーでの撮影ができることです。その理由は、微光監視型のカメラは光を利用して撮影するためです。

撮影した映像を視聴する場合は、できる限り見やすい方が良いですが、微光監視型の場合はカラーの映像であることから、映像をチェックしやすい点がメリットと言えるでしょう。

暗闇でも撮影できる「赤外線タイプ」
赤外線タイプの防犯カメラの特徴は、微光監視型とは異なり、光が全くない場所でも撮影できます。

その理由は、赤外線タイプのカメラはカメラ自体が撮影する対象物に向けて赤外線を照射する仕組みであるためです。そのため、暗闇であっても撮影することが可能となります。

また、赤外線は、人間の目には見えない光であることから、防犯カメラが赤外線を発していても光を感じません。

仮に、赤外線タイプのカメラがある場所に人が侵入したとしても、暗闇の状態ではカメラが設置されていることに気がつきにくいことから、赤外線タイプのカメラは防犯対策で使用する場合に有効です。

なお、赤外線タイプのカメラの画像は白黒となりますが、最近の赤外線カメラは画像が白黒であっても見やすい画像となっているケースもあります。色が明確ではないだけで映像の識別にはさほど問題がないことを理解しておきましょう。

微光監視型と赤外線型の使い分け方は?
暗闇を撮影できるカメラとしては「微光監視型」と「赤外線型」があることが分かりましたが、両者を使い分ける場合は、「周囲に光があるかどうか」という点となります。

微光監視型の防犯カメラはカラー撮影ができるため、赤外線型と比べると映像がより見やすいものとなります。そのため、若干ながらでも光がある場所で利用するのであれば、微光監視型がおすすめです。

映像の見やすさを考えれば微光監視型の方が使い勝手が良いと言えますが、夜間で撮影する場合は必ずしも周囲に光があるとは限りません。そのため、光がない場所で利用するのであれば、赤外線型の防犯カメラが有効となります。

防犯カメラを利用する場合は撮影する環境を事前に確かめて、適切なカメラを選びましょう。

(画像は写真ACより)

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