クラウドカメラを利用するとサーバーの利用料金が発生
クラウドカメラは、レコーダーやモニターを必要とする従来型の防犯カメラと比較すると導入コストを抑えられる点がメリットですが、クラウドカメラは録画した動画をクラウド上のサーバーに保存するため、サーバーの利用料がかかります。録画した動画を保存するクラウドカメラのレンタルサーバーは、毎月どのくらいの料金がかかるのでしょうか。実際に調べてみましょう。
レンタルサーバーの利用料金は月額1000円程度より
レンタルサーバーの利用料金を調べてみると、最も安いプランは月額1000円程度からとなっています。主なクラウドカメラのサービスの料金を実際に比較してみましょう(価格は税別)。
・セーフイー:録画期間7日間 月額1200円
・ギガらくカメラ:録画期間7日間 月額1700円
・SECURE VSaaS:録画期間7日間 月額1200円
・ELMO QBIC CLOUD:録画サービス月額1000円より
(料金詳細は、要問い合わせ)
多くのサービスにおいて、録画期間が7日間である場合に、月額料金が1000円台で利用できることが見てとれます。
録画期間が7日間であればリーズナブルな価格で利用することができるので、録画した動画を保存する期間が短くても良い場合は、利用してみると良いでしょう。
30日間保存できるプランで料金を比較
録画期間が短いほど月額料金を抑えることができますが、クラウドカメラを利用する立場としては、録画期間が長い方が使いやすいのではないでしょうか。そこで、録画期間30日間のプランの料金を比較してみましょう。
・セーフィー:月額2000円
・ギガらくカメラ:月額2500円
・SECURE VSaaS:月額2000円
録画期間が30日間の場合、サーバーの利用料金は月額2000円程度となっていますが、録画期間が7日間の料金プランと比較すると、月額で約1000円高い程度にとどまっていることが分かります。
コストをできる限り抑えたいのであれば、録画期間が7日間のプランが適していますが、手頃な料金でできるだけ長めに動画を保存したいのであれば、録画期間が30日間のプランが最適といえます。
長期間動画を保存した場合の料金は?
また、クラウドカメラの利用者の中には、できるだけ長く動画を保存したいと考えている人もいることでしょう。そこで、クラウドカメラのサービスで最も録画期間が長いプランとその料金について調べてみることにします。
・セーフイー:録画期間360日間 月額7000円
・ギガらくカメラ:録画期間180日間 月額6400円
・SECURE VSaaS:録画期間90日間 月額3000円
最も動画の保存期間が長いのは、セーフィーの360日間であり、単純に料金だけを見ると割高に感じられます。しかしながら、1か月あたりの利用料金で考えると600円程度にとどまるため、年単位でクラウドカメラを利用するのであれば、むしろ割安なプランであるといえるでしょう。
参考:
セーフィー 料金プラン
https://safie.link/plan/
ギガらくカメラ 月額利用料
https://business.ntt-east.co.jp/
SECURE VSaaS 料金プラン
https://vsaas.secureinc.co.jp/price/
ELMO QBIC CLOUD
https://elmo-qbiccloud.com/
クラウドカメラの保存期間の目安は?
クラウドカメラで録画した動画を保存しておける期間は、短くて1週間程度、長くても1年程度であることが分かりましたが、クラウドカメラの保存期間の目安はどのくらいなのでしょうか。防犯対策として利用するのであれば、短くても1週間程度、できれば1か月程度保存するのがベストでしょう。録画した画像から犯罪行為を割り出す場合、犯人が犯行前に下見をしたり、本番を想定した行動をとったりするケースがあるために、録画期間が長い方が有効となります。
そのような理由もあり、クラウドカメラのサービスを提供している企業の中には、30日間のプランをおすすめとしているケースがあります。
もっとも、クラウドカメラの利用方法は利用者によって異なりますので、用途に応じて適切な長さのプランを利用しましょう。
(画像は写真ACより)
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