サービスは高価なものから低価格なものまでさまざま
クラウドカメラは各社がさまざまなサービスを提供していますが、それぞれのサービスを比較してみると、プランは高価なものや安価なものがあり、価格に違いがあることが分かります。クラウドカメラのサービスは、なぜ価格が異なるのでしょうか。その理由について調べていくことにしましょう。
録画期間が長くなるほど高価格に
クラウドカメラのサービスで価格が異なる理由は、録画した映像の保存期間が異なるためです。映像の保存期間が短いほど毎月の利用料金は抑えられますが、保存期間が長くなるほど利用料金は割高となります。その理由は、保存期間が長ければクラウド上のサーバーに映像を保存するデータ量が多くなるためです。
クラウド上のサーバーは、一般的に使用されているサーバーと比較すると大容量となっていますが、長期間にわたって録画された映像をサーバーに保管すると、サーバーにはある程度の負担が生じることになります。
そのため、録画した映像の保存期間が長いほど、クラウドカメラの利用料金は割高となるのです。
画質などの違いが価格に反映
また、クラウドカメラのサービスで価格が異なる理由としては、画質の違いやカメラ、マイクの性能の違いなどもあげられます。一例として、画質の違いでプランが異なる事例をご紹介します。「ELMO QBIC CLOUD」のサービスでは、録画日数が選べるほか、2種類の画質を選べる「画質プラン」があります。
画質プランの種類は、標準的な画質の「スタンダードプラン」と、スタンダードプランと比較すると画質がやや低下する「ライトプラン」となります。なお、各プランの料金については問い合わせが必要です。
参考:ELMO QBIC CLOUD
https://elmo-qbiccloud.com/
クラウドカメラを利用する条件として、高画質なサービス、あるいはマイクの性能が良いサービスを利用したいと考える場合があるかもしれませんが、サービスの品質が高くなるほど、利用料金が高価になることを念頭においておきましょう。
保守サービスが価格に含まれている場合も
そのほか、クラウドカメラの利用料金が高価となる理由としては、映像を録画して保存しておくほかに、保守機能がセットとなっていることがあげられます。「NEXTクラウドビュー」のサービスは、30日間の録画プランが保守、バックアップ機能付きで2500円となっています。他社が提供しているクラウドカメラのサービスの中には、30日の録画プランが2000円で利用できるものもあり、価格の面だけみれば、NEXTクラウドビューの録画プランは割高といえます。
しかし、故障時の修理は有人対応であるため、万が一の場合も安心です。
そのうえ、バックアップ機能が備わっているため、ネットワークが切断しても、切断中はSDカードに画像を保存し、ネットワークが回復したときにSDカードに保存していた画像をクラウド上のサーバーに転送する仕組みなので、ネットワークが切断しても映像が撮影される仕組みとなっています。
参考:NEXTクラウドビュー
https://usen.com/portal/support/nextcv/
クラウドカメラにとって、インターネット環境はまさに生命線といえますが、何らかの理由でネットワークが切断してしまうこともあるでしょう。不測の事態に備えてバックアップできる体制をとっているサービスを利用することも一つの方法といえます。
クラウドカメラのサービスは、料金の面からみると利用しやすいものがほとんどですが、高価なプランである場合には、それに見合ったサービスが提供されているものです。価格とサービス内容を十分に検討した上で、適切なサービスを利用しましょう。
(画像は写真ACより)
AIカメラ総研 https://aicamera-soken.com/