クラウドカメラは、監視カメラや防犯カメラの一種です。特徴としては「クラウド」とつくだけあって、カメラで撮影した映像をレコーダーではなく、インターネットを介してクラウドと呼ばれるサーバのようなものに保存することが挙げられます。
レコーダーのように物理的なサーバがないため、不法侵入などの犯罪行為によってカメラ本体やレコーダーが壊され、撮影したデータが失われてしまうリスクがない点が大きなメリットと言えます。
また、インターネット環境にデータが保存されるため、モニタールームなどを設置しなくても、パソコンやスマートフォン、タブレットなど、手近にあるデバイスをモニターとして使用することができます。自宅や移動中の車の中など、現場にいなくても状況を把握できる点も大きなポイントです。
そのため、防犯カメラや監視カメラとしての役割以外にも活用の幅が広がりつつあります。
クラウドカメラの活用法として、オフィスへの設置が挙げられます。会社のオフィスは不特定多数の人が出入りする場所であるため、防犯対策はもちろんのこと、出退勤といった人の動きを察知し、管理することが大切です。
そこで、オフィスへの設置で活躍するクラウドカメラの機能などをご紹介しましょう。
オフィスは人の出入りの多い場所です。仕事中でもオフィスを出たり入ったりしますし、出勤や退勤などの勤怠管理も行わなくてはなりません。そんな時に便利に活用できるのがクラウドカメラです。
クラウドカメラは人の動きを撮影し、あとから映像を見返すことができます。防犯や監視としての役割だけでなく、記録を収めるものとしても有効活用できるのです。
特に、クラウドカメラと人工知能(AI)を組み合わせたチャオカメラは、人工知能の学習能力や顔認証システムを使えば、誰がどのような動きをし、出退勤がどうなっているか、状況を管理することができるのです。
また、チャオカメラは映像の中から動きの差異を見つけ出せるため、誰がどのように動いたのかを把握することもできます。
クラウドカメラのオフィス活用方法としては、先輩社員の仕事のやり方やフローを映像に収めておき、社員教育に活用するというものもあります。クラウドカメラは撮影した映像をクラウド上で共有することができるため、複数人で見ることができます。
業務上の知識や仕事の技術などを継承する時に、高等や資料だけでなく、映像を使い、目で見て確認することでより具体的なやり方を知ることができるため、社員教育には有効だと言えます。
また、オフィス内をクラウドカメラで撮影することにより、直接目を向けなくても、日常的にどのような勤務態度で仕事しているのかを把握することもできます。
上司などが直接声をかけると普段通りの勤務態度を知ることができませんが、クラウドカメラで撮影しておけば、客観的なデータとして社員ひとりひとりの勤務態度をチェックし、評価することができ、公平であると共に効率的に教育を施すこともできるでしょう。
また、防犯面でもクラウドカメラが役に立ちます。ナイトモード搭載のクラウドカメラを導入すれば、暗い中でもくっきりと映像を捉えることができるため、万が一不法侵入や盗難などの被害に遭っても犯人の姿をチェックすることができます。
夜間の警備費用の軽減にもつながり、効率的に経費削減することも可能です。
動きがあった時にアラートを上げたり、前後の様子を撮影したりする機能がついたカメラなら、異常発生時の様子を証拠映像として残すこともできるため、原因究明や犯人特定にも役立ちます。
このように、クラウドカメラは監視カメラや防犯カメラとしての役割はもちろんのこと、オフィスに設置することで社員教育や出退勤、入退出管理をしたり、経費削減に役立てたりと様々な場面で活躍します。
カメラとインターネット環境があればすぐに導入できるため、従来型の監視カメラよりも導入に踏み切りやすいのではないでしょうか。
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(画像はpixabayより)