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クラウドカメラと警備会社のサービス提携

2018.08.20

コラム

クラウドカメラと警備会社のサービス提携

 

遠隔操作が強みのクラウドカメラ

クラウドカメラと従来型監視カメラとの大きな違いは、保存先がレコーダーかクラウド上か、ということです。従来型の場合、カメラ本体とレコーダーをつないで映像を保存し、さらに映像を確認するためにはモニターの設置も必要でした。

そのため工事費や導入に必要な道具などで費用がかさみ、導入へのハードルが高かったのです。しかしクラウドカメラの登場によって、このハードルはより低いものとなりました。クラウドカメラはカメラ本体とインターネット環境、映像をチェックするためのデバイスがあれば導入できます。

デバイスはパソコンやタブレット、スマートフォンでよいため、日常的に使っているデバイスでそのまま監視カメラの映像をチェックすることができる点は非常に手軽と言えるでしょう。

さらにクラウド上でデータを保存することにより、遠隔操作で映像をチェックでき、複数人で共有することも可能です。現場に出向かなくてもカメラを設置した各地の状況を確認できるため、移動コストの削減にもつながります。

需要の高まるクラウドカメラ

セキュリティ対策は、賃貸住宅でも重要視されています。パナホームでは、従来型の監視カメラでは難しかった課題を、クラウドカメラ導入によって乗り切りました。

パナホームでは、賃貸契約時のインターネット回線を利用してクラウドカメラ導入に結びつけました。従来型の監視カメラでは、映像を保存するレコーダーが壊れてしまえば映像データは残りません。

そのため、犯罪を発見しても犯人特定に役立たなかったり、映像記録を見てみたら上手く撮れていなかったりということが課題でした。

しかしクラウドカメラ導入により、遠隔操作で映像をチェックできるため、レコーダーの故障によりデータが失われたり、あとで見返したら上手く撮れていなかったりということがなくなったのです。必要なデータはすぐにチェックできますし、必要に応じて証拠データをダウンロードし、警察に提示することもできます。

賃貸住宅では安全性が重要視されますから、監視体制が整っていることは大きな魅力と言えるでしょう。クラウドカメラは低コストで導入できるため、小規模な賃貸住宅のオーナーにとっても手が出しやすいシステムとなりそうです。

クラウドカメラと警備会社との提携

クラウドカメラの特性を活かし、クラウドカメラとの提携をしている警備会社もあります。ALSOKでは、監視カメラで撮影したデータをALSOKが管理するデータセンターで保管される「ALSOK画像クラウドサービス」を開始しています。

このサービスは監視カメラが撮影したデータを最長で1年間ALSOK側で保管するというもので、災害時などのデータ喪失やレコーダーの故障などによって記録が途絶えてしまうリスク回避に役立ちます。

クラウドサービスですから、保存されたデータに遠隔でアクセスができ、スマートフォンやタブレット、パソコンなどで映像をチェックできる他、不審者侵入などの際にはメールで通知するシステムもあるため安心です。

セブンイレブンがALSOK、NECと提携

株式会社セブン-イレブン・ジャパンでは、ALSOK、NECと提携したクラウド型サービスを導入しました。防犯カメラで撮影した映像をNECのクラウド上やネットワーク対応レコーダーなどで保管することで、遠隔での確認が可能になりました。

さらに、ALSOKが行っている防犯カメラのサポートサービスによって、24時間、365日サポート体制を整えることができます。クラウド上で映像を管理することにより、いざという時の初動対応や早期復旧に向けた的確な判断材料になりますし、各店舗の業務効率化にも有効活用できます。

クラウド保存によって安心、安全性向上

従来型の監視カメラよりも低コストで楽に導入できるクラウドカメラは、これまで監視カメラや防犯カメラの導入をためらったり諦めたりしていた人にとって大きな転換点だと言えるでしょう。

警備会社と提携することにより、遠隔操作で情報収集、管理がしやすくなるだけでなく、いざとなった時の監視体制やサポート体制も強化され、より安心、安全性を高めることができます。警備会社との契約は、よりセキュリティ対策を整える方法として非常に有効だと言えるでしょう。

AIカメラ総研 https://aicamera-soken.com/

(画像はpixabayより)

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