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ソフトまで不要!?簡単・便利なクラウドカメラ

2018.04.25

コラム

ソフトまで不要!?簡単・便利なクラウドカメラ

 

広がるカメラニーズ、使いやすいクラウドカメラ

近年、商業施設や店舗をはじめ、公共機関や交通機関、福祉施設に教育機関、工場などの生産現場、危険作業現場、駐車場、農地、オフィス、マンション・一般住宅とさまざまな場所で、カメラニーズが高まっています。

防犯・防災やトラブル発生時への備えといった目的から、情報セキュリティ・認証チェック、安全確保など見守り機能の発揮、遠隔地から状況をリアルタイムに把握することで実現させる早期対応の適正化・最適化、動線や利用実態分析によるマーケティング施策への反映など、その活用方法も多様化してきました。

こうした安全で便利な社会を支える基盤の一部として進化を続けるカメラシステムですが、かつてのアナログタイプから、近年はクラウドカメラへの移行が進んできています。このクラウドカメラ、専用レコーダーはもちろん、基本的にはソフトウェアさえ不必要とするなど、導入の手軽さがなんといっても大きな魅力です。なぜそのようなことが可能になっているのか、今回はその秘密をご紹介します。

ポイントは“クラウド”!

従来の防犯カメラ、監視カメラの場合、それぞれのカメラ端末がとらえた映像は専用の録画機器(レコーダー)に保存し、さらに再生・管理用のソフトウェアで分析やチェックを行う仕組みとなっていました。

この場合、一式導入するだけで数十万円程度は必要となり、高額な設備投資が初期費用として必要になるほか、複数箇所の監視を行いたい場合、連携システムを構築する作業が複雑で、専用の業者に依頼しても、導入にかなりの時間を要することが知られていました。

既存の他設備との組み合わせや専用モニタールーム、監視要員の確保なども考慮に入れなければならず、スタートアップ企業や小規模事業者らにとっては、高すぎる導入ハードルが存在したといえます。

再生・管理用のソフトウェアも、高機能化に伴い価格が上昇しているほか、ただでさえ多くのデータやシステムを取り扱う必要性が増している中、インストールすればメモリ領域を圧迫するところとなり、さらなるハード面のバージョンアップ、投資が求められかねない状況にありました。

さらにせっかく導入しても、ITリソースや知識・ノウハウが不足しているために、ソフトを使いこなすことが難しく、十分にそのメリットを生かし切れない、設定が複雑で日々の管理や増設対応が困難、アップデートなど更新・メンテナンス作業も煩雑といった問題を生じることも少なくありませんでした。

クラウドカメラはこうした問題をまとめて解消、導入ハードルを下げ、さまざまなシーンで柔軟に活用できるソリューションを提供するものとなっています。その鍵は、あらゆる領域のサービスに革新をもたらした“クラウド”にあります。

クラウドカメラの仕組みとメリット

クラウドカメラの場合、端末でとらえた画像・映像データをインターネット上のクラウドサーバーで保存します。管理者や担当者は、スマートフォンやPCなど手持ちの端末から、そのクラウドサービスへとアクセス、リアルタイムの監視をはじめ、過去映像の検索・視聴や、拠点比較、管理設定などあらゆる操作を行うこととなります。

こうした仕組みとなっているため、クラウドカメラでは、自前でレコーダーなどを用意する必要がなく、インターネット接続環境とカメラの設置さえ行えば、録画映像はデジタルデータとして自動的に安全な状態でサーバーに保管されるものとなります。

保管先であるサーバーの管理・運用はサービス事業者によってなされ、クラウドサービスとして提供されますから、安全性が高く、更新・メンテナンスの手間も不要、別途専用のソフトウェアをインストールする必要もないのです。

iOS/Android対応のアプリやブラウザからのアクセスで操作できる仕様となっているサービスが一般的で、UIも直感的に操れるものばかりですから、ログイン権限を有する人ならば誰でも、時間や場所、端末を問わず映像を見ることができます。なかなか現場に足を運びづらい場合でも、遠隔からリアルタイムにチェックできるメリットは大きいですね。

施設設備や既存のITシステムなどに影響を与えることもなく、データ容量を気にしないで利用でき、短期で希望するネットワークを構築、ニーズに合うかたちでスムーズに導入できる点も魅力です。

オンラインでクラウドへとデータを送信する必要があることから、インターネット環境は必須ですが、今日にあってはその導入ハードルは決して高いものではないでしょう。また送信時のデータ漏洩や盗み見のリスクを不安に感じられる向きもあるかもしれませんが、VPN接続や最新の暗号化技術などを用い、高い安全性・信頼性を確保する工夫も、それぞれに施されています。

クラウドの特性を活かし、必要設備やソフトウェアを可能な限り不要としているクラウドカメラは、コスト面でも手間の面でも大幅な削減を実現し、あらゆるシーンで手軽に活用できる監視・映像ソリューションを提供するものとなっているのです。ぜひその利便性を知り、賢く活用してみてください。

(画像は写真素材 足成より)

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