クラウドカメラは活用する場面が拡大!
クラウドカメラは、主に防犯対策として利用されているほか、常時録画できるメリットを活かして、ペットや高齢者の見守りなどにも活用されています。クラウドカメラは利用の幅が広がっていますが、上記以外の利用方法として「POSレジとの連携」があげられます。具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
レジでのトラブル解決に貢献
POSレジとクラウドカメラを連携するメリットは、レジで発生したトラブルの解決に役立つことです。例えば、お客が会計をしたとき、レジの係が1万円札を受け取ったはずであるにも関わらず、まわりに1万円札が見当たらなかったとしましょう。そのときお客は「今、1万円札で支払いましたよ」とレジ係に告げたとします。
この流れだけをみると、レジ係が1万円札を受け取ったかどうかがあいまいな状態となってしまいますが、このようなときこそ、クラウドカメラで状況を確認できます。
クラウドカメラで撮影された状況を確認したとき、レジ係がお客から1万円札を預かったにもかかわらず、すぐにレジの中にしまっていたとしましょう。
クラウドカメラにその映像が残されていれば、レジ係はお客から1万円札を預かっていることが明確となります。
このように、POSレジとクラウドカメラを連動させることによって、無用なトラブルを防ぐことができます。
客層と購入履歴を参照することで売上対策に!
POSレジとクラウドカメラを連携させることによって、お客の映像と購入履歴を結びつけることが可能となります。POSレジを利用するメリットは、いつ、どの商品が、どれだけ売れたかがすべて記録されることですが、POSレジができないことは、その商品を誰が買ったかを特定することです。
しかし、POSレジとクラウドカメラを連携させれば、ある商品を誰が買ったかを特定することができます。
「どの客層がどのような商品を購入しているか」ということは、小売店にとっては重要な情報となります。なぜなら、その情報を持っていることで、売上アップにつなげやすくなるためです。
例えば、ある商品の売れ行きが伸びていることは分かっていても、なぜ売れているのか、というところまでは気がつかないことがあります。
そこで、クラウドカメラを活用し、売上が伸びている商品をどのような客層が購入しているのか、ということを分析します。
分析により、今後も売上が見込めると判断した場合は、その商品を目立つ場所に陳列することによって、潜在的な需要にも応えることができ、結果として売上アップにつなげることができます。
このような活用方法は、POSレジに不足している機能をクラウドカメラが補った形といえます。
レジオペレーションの改善につなげられる
そのほか、POSレジとクラウドカメラを連動させることで、レジのオペレーションの改善につなげられます。クラウドカメラでPOSレジを撮影すると、レジの混雑状況を一目でチェックすることができます。どの時間帯に特にレジが混雑しているか、ということや、レジの混雑はどの程度か、ということをチェックすれば、レジが混雑している時間帯にレジ人員を増やすことを検討できるでしょう。
さらに、クラウドカメラが撮影したレジの混雑状況を詳しく分析することで、レジの人員を何人増やせば効率的か、ということも見極められます。
クラウドカメラで撮影された映像を視聴することで、現場の状況を客観的に観察することが可能となり、的確な判断を下しやすくなります。
POSレジとクラウドカメラ、それぞれを連携させることによって、店舗のオペレーションの効率化を図っていきましょう。
(画像は写真ACより)
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