知っておきたい専門用語
クラウドカメラは、カメラ本体とインターネット環境があればすぐにでも設置できる監視カメラです。レコーダーを買ったりモニターを用意したりする必要がなく、低コストで導入できるという点で、手軽な監視カメラです。置き型タイプならカメラを固定する必要がなく、移動も簡単ですから、個人宅はもちろん、店舗の監視にも向いています。導入の手軽さから、防犯カメラ以外の用途でも使われることがあります。
ペットの見守りやオフィスの入退出、従業員の接客態度など、あらゆる場面でチェック機能としても活用されているクラウドカメラですが、せっかく導入するなら抑えておきたい用語があります。これを知っておくとクラウドカメラを選ぶ時に必要になる単語について説明しますので、参考にしてみてください。
解像度
解像度というのは、画像のきれいさを表す言葉です。画像は画素という単位のもものが集まってできています。画素数が大きくなるほど画像はよりきめ細やかになるということです。画素数はカメラのイメージセンサーの性能によって決まりますが、画素数が多いものほどきれいな画像を撮ることができ、解像度が高いカメラだということになります。
クラウドカメラを選ぶ時には、解像度の高いものを選ぶと、それだけクリアできれいな映像が撮れますから、カメラ選びのポイントの一つにしておくとよいでしょう。
ちなみに、イメージセンサーの性能が低くても画素を細かく分けることで画像の精度を上げることができるため、性能に合わせた適正な解像度を知っておくことが大切です。
30万画素:640×480ピクセル
140万画素:1280×1024ピクセル
190万画素:1600×1200ピクセル
210万画素:1920×1080ピクセル
「カメチョ ベストな防犯カメラをチョイス」より引用
140万画素:1280×1024ピクセル
190万画素:1600×1200ピクセル
210万画素:1920×1080ピクセル
「カメチョ ベストな防犯カメラをチョイス」より引用
ビットレート
ビットレートというのは、画像や音声の質に関わるもので、ビットレートが高いほど画像はきれいになりますし、音声もクリアになります。音声のビットレートが高くても画像のビットレートが低ければ、音はよいものの画像は粗くなりますし、画像のビットレートが高くても音声のビットレートが低ければ高画質でも低音質ということになります。
コーデック
コーデックというのは、映像や音声を圧縮するアルゴリズムのようなものだと言われます。映像は複数の画像がつながって始めて映像に見えるため、実は膨大なデータ量があります。しかし、そのままだととても大きなデータになってしまうため、圧縮してコンパクトにするために使われるのがコーデックなのです。
圧縮の方法には二通りあり、一つは画像一枚ずつをそれぞれ圧縮する方法、もう一つは似たような映像を圧縮して簡略化する方法です。こうしたアルゴリズムをコーデックと読んでいます。
そして、圧縮率が高いほどきれいな画像になります。たとえば、同じビットレートのものでも、コーデックが高い方がきれいな画像になるということです。
クラウドカメラ選びのポイントに
このように、クラウドカメラを選ぶ時には、カメラごとの性能を知っておくことが非常に大切です。もちろん、カメラによって用途が違いますし、サイズや見た目、設置場所によって必要とするカメラは変わってきます。屋外に使用するなら防塵、防水機能が付いたものがよいですし、夜間に使いたいならナイトモード搭載カメラがよいでしょう。しかし、せっかく導入するのであれば、事前に性能を知り、納得した上で購入した方が満足できます。
買ってから「こんなはずじゃなかった」と後悔することのないよう、カメラの性能についてきちんと調べ、理解を深めておくことが重要です。
安いカメラから高いカメラまで様々ありますが、値段がすべてではありませんから、自分の求めるニーズに応えられるカメラかどうかで判断するとよいでしょう。
AIカメラ総研 https://aicamera-soken.com/
(画像はpixabayより)