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クラウドカメラからマルウェア感染のリスクも!必要な対策とは

2018.11.13

コラム

クラウドカメラからマルウェア感染のリスクも!必要な対策とは

便利なクラウドカメラ
クラウドカメラは従来型の監視カメラが抱えていた導入コストや管理のしにくさを解消する、新しい監視カメラです。

導入する際にはカメラ本体とインターネット環境さえあればよく、従来型の監視カメラで必要となるレコーダーやケーブル、モニターなどが必要ありません。

というのも、クラウドカメラは撮影した映像データをレコーダーではなくクラウド上に保存するためです。クラウド上に保存されたデータにはパソコンやスマートフォンなどのデバイスからアクセスできるため、移動中や自宅など、好きな時に映像をチェックすることができます。

さらに、必要なデータがあればダウンロードすることもでき、探したいデータだけを検索して見つけ出すことも可能です。

狭い場所でも電源さえあればすぐに設置できるタイプもありますし、夜間モード搭載カメラなら夜間の監視や盗難対策にも有効で、事故を防いだり入退出管理をしたりするのにも役立ちますから、監視カメラ以外の目的でも使用することができます。

クラウドという環境
クラウドカメラは撮影した映像をクラウドに送ることで、クラウド上にデータを保管していきます。常にインターネット環境につながっているため便利ですが、それはリスクにもつながります。

では、クラウドを取り巻くインターネットの脅威にはどのようなものがあるのでしょうか。

マルウェア
マルウェアというのは、悪意ある目的で作られたソフトウェアやコードなどを指します。よく耳にするものではウイルスや、「トロイの木馬」などがあります。

ウイルスに感染するとプログラムが正常に動作しなくなるため大きな損害を受けることになりますし、使用者の意に反して悪意ある第三者によって勝手に操作されてしまうため、非常に悪質な攻撃と言えます。

他にも、内部情報を勝手に外部へ流してしまうスパイウェアや、外部からの侵入経路を作るバックドアもマルウェアのひとつです。

中には感染していることに気づきにくいタイプもあるため、知らないうちに乗っ取り被害に遭うという可能性もあり、非常に危険です。

クラッキング
クラッキングと意味の似た言葉にハッキングがあります。この二つはよく似ていますが、ハッキングには本来、コンピュータについて研究するというような意味があり、悪い意味は含まれていません。

一方、クラッキングは相手のコンピュータに入り込み、不正に侵入したりソフトウェアを改ざんしたりする行為です。いわゆるハッキングと言われている行為はクラッキングだと認識した方がよいでしょう。

クラッキングは相手のIDやパスワードを盗み出して侵入することが多く、パスワードのあらゆるパターンを試して侵入を試みるブルートフォースアタックという方法や、複数サイトで同じパスワードを使い回す傾向を利用したパスワードリスト攻撃などがあります。

クラッキング被害
クラッキングされると、自社のウェブサイトが勝手に改ざんされたり、システムが破壊されたりして使えなくなる他、情報流出などの被害に遭います。

過去には不正アクセスによって顧客データが流出したり、サイトの情報が削除されたりしたケースも発生しています。

被害を防ぐには
では、マルウェアやクラッキングからデータを守るためにはどうしたらよいのでしょうか?

セキュリティソフト
データを守るために有効な方法として、セキュリティソフトを導入することが挙げられます。セキュリティソフトはすでに侵入してしまったマルウェアを排除するとともに、今後新たにマルウェアが侵入してこないよう対策を講じてくれます。

アップデートを欠かさない
OSやソフトウェアのアップデートを行い、常に最新の状態にしておくことも有効な対策です。

長年アップデートを行っていないと、セキュリティ対策が十分にできず、マルウェアやクラッキング被害に遭ってしまうリスクが高まりますから、こまめに行いましょう。

不審なメールは開かない
怪しいメールを安易に開かないことも大切です。よく分からないままURLをクリックしてしまい、そこからマルウェア被害に遭うこともありますから、宛先の分からないメールは開かないようにしましょう。

セキュリティ対策を万全にすることで、大切なデータを安全に管理することができます。せっかく便利なクラウドカメラがあるのですから、ネットからの脅威にしっかり備え、安全に使える環境を整えておきましょう。

AIカメラ総研 https://aicamera-soken.com/

(画像はpixabayより)

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