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クラウドカメラで利用できるサービスについて

2018.11.13

コラム

クラウドカメラで利用できるサービスについて

クラウドカメラについて
クラウドカメラは、レコーダーなどのサーバを介さず、インターネット上にあるクラウドという場所に撮影した映像データを保存するのが特徴です。そのため、カメラ本体が壊されたり、レコーダーが壊されたりして映像を失うことがありません。

壊れる直前までのデータは手元に残るため、警察に被害届を出す時にも証拠映像として提出できます。

また、導入時にはカメラ本体とインターネット環境、あとは映像を確認するためのパソコンやスマートフォンがあればよいため、モニターやケーブルなどの機材を買いそろえたり、高いお金を払って工事をしたりする必要もありません。

インターネット上でデータを管理するため、共有やあとから必要なデータを探したりするのも楽に行え、現地へ足を運ばなくても遠隔操作で映像をチェックできる点も大きなメリットです。

それでは、便利で活用の幅が広いクラウドカメラで利用できるサービスについてご紹介しましょう。

幅広く活用できるクラウドカメラ
クラウドカメラは、カメラ本体とインターネット環境があれば導入できるため、従来の監視カメラに比べてコストを抑えやすく、導入のハードルも低いのが特徴です。

また、撮影した映像を遠隔操作で確認できたり、複数人で共有できたり、リアルタイムだけでなく振り返り画像としても使えるため、防犯対策以外にも活用の幅が広がっています。

離れた場所にいる子供やペットの見守り、介護施設などでの徘徊やトラブル防止、顧客トラブルの原因究明や接客態度の見直し、社員教育など、客観的に映像化できることで、データとして活用する幅が広くなっています。

撮影プラス録画で気になるところをチェック
クラウドカメラの機能のひとつとして、撮影した映像をリアルタイムで確認できるだけでなく、録画機能がついている点が挙げられます。

モニタールームなどを用意しなくても遠隔操作でパソコンやスマートフォンなどのデバイスからいつでも映像をチェックできます。

さらに、リアルタイムの映像だけでなく、録画機能もついているためきになったところはあとから巻き戻してチェックすることが可能です。盗難や空き巣などの被害に遭ってしまった時も、録画データから犯人につながる映像を探し出したい時にも便利です。

クリアな映像と音声
また、クラウドカメラは高画質、高音質なため、釣り銭トラブルや車上荒らしなど、トラブルや被害が起こったその時の状況を知りたい時に役立ちます。手元までくっきりと見えるため、顧客との金銭トラブル、釣り銭の渡し間違えなども、映像でしっかりと振り返り確認ができるのです。

また、音声もクリアに録音できるため、言い間違えやコミュニケーションミスなども振り返り確認をすることができます。

やりとりを振り返ることができるという意味では、接客態度のチェックや顧客対応のレベルアップ、社員教育などにも有効活用できます。ベテラン社員の対応を映像資料として新入社員に見せ、社員一人一人のレベルアップに役立てることも可能でしょう。

ナイトモードと音感知機能
クラウドカメラは遠隔操作で情報共有しやすい点や、高画質、高音質であることから、防犯カメラや監視カメラとしての役割以外にも、社員教育やトラブル発生時の証拠映像としても使えます。

それだけでなく、夜間の監視に役立つナイトモード搭載のカメラを使えば、夜間の警備コストを抑え、しっかりと監視することができます。ナイトモードは暗闇の中でもくっきりと映像を映し出し、不法侵入者などの姿も映し出すことが可能です。

オフィスなどの警備だけでなく、資材盗難などの被害が起きやすい建設現場などでも活躍するでしょう。駐車場に設置すれば、夜間でもいたずらや車上荒らしなどを監視することができます。

また、音に反応する機能がついているものを導入すれば、日常的な監視は非常に手軽になります。カメラが反応を示したところだけ重点的に確認すればよいのです。

AIと組み合わせたクラウドカメラ
チャオカメラというクラウドカメラは、人工知能であるAIと監視カメラを組み合わせたものになっています。

人工知能の学習能力と顔認証システムを活用すれば、店舗に訪れた顧客が初めての人なのかリピーターなのか、または問題をたびたび起こすクレーマーなのかなどを判断する基準になります。

また、動きの差分を見て、動きに変化のあった箇所を明らかにできるため、異常発生時にも、前後で起こった変化をいち早く察知できます。

データを蓄積、分析できるチャオカメラは、単なる監視カメラや防犯カメラを超えて、マーケティングや顧客対応にも役立つ心強いシステムと言えるでしょう。

クラウドカメラ提携サービスも
クラウドカメラの監視システムと警備システムを提携したサービスを導入している事例もあります。たとえばセブン-イレブン・ジャパンでは、ALSOK、NECと提携したサービスを導入しました。

クラウドカメラで撮影したデータを遠隔操作で共有、チェックできるNECのクラウドサービスと、ALSOKの防犯カメラサポートサービスを利用し、災害時などには店舗状況を早期に把握し、適切な対応ができるよう役立てることを目的としています。

遠隔操作でデータにアクセスできるクラウドサービスの特徴と警備会社の監視システムを上手く融合させたサービスと言えるでしょう。

また、セコムとアルテリア・ネットワークスが提携したマンション向けサービス「UCOM光 ネットワークカメラ CCTVプラン」というものも存在します。

アルテリア・ネットワークスのインターネット環境とセコムのネットワークカメラを提携させることで、低コストでマンションのセキュリティ対策ができるというサービスです。マンションなどは不特定多数の人が出入りする場所ですし、居住スペースを安全に保つ上でセキュリティ対策はしっかりしたいものです。

遠隔操作で映像をチェックでき、コストも抑えられるという点は、まさに提携サービスの大きなメリットと言えるでしょう。

多才な機能とサービスで安心を
クラウドカメラは監視カメラや防犯カメラの中でも、インターネット上で映像を管理するという特徴的なカメラです。

クラウドというサーバ上に映像を保存することにより、現地にいなくてもスマートフォンやパソコンから気軽にアクセスでき、必要な情報を入手できる点は画期的だと言えます。

ナイトモードや音を検知する機能など、多才な機能であらゆる場面に適応し、提携サービスを使えば低コストで安心のセキュリティ対策を導入することも可能です。クラウドカメラは監視カメラの大きな転換点を作っていると言えるでしょう。

AIカメラ総研 https://aicamera-soken.com/


(画像はpixabayより)

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