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クラウドカメラで遠くからでもサービス改善

2018.10.17

コラム

クラウドカメラで遠くからでもサービス改善

活用シーンが拡大している監視カメラ
かつては、高額で設備も大掛かりだった監視カメラも、技術の進歩で価格が大きく下がり、誰でも使えるようになりました。

さらに、インターネットが発達、普及し、それに伴うIoTやクラウドコンピューティングが一般的になってきたことで監視カメラのあり方そのものが大きく変化し、「監視」だけではなく、サービスの改善に利用される事例が増えてきました。

実際にどのように使われているか、いくつかの事例を見てみることにいたしましょう。

事業運営、従業員教育
防犯目的で店舗などに監視カメラを設置した経営者は「クラウドカメラを利用することで、従業員の動きや、顧客の動きもわかるではないか」ということに気づきます。

このメリットに気づいた経営者は、よりスマートに事業を行うために監視カメラを活用し始めます。

クラウドカメラを使うと、店舗などにおいては、無駄な動きをするスタッフはいないか、従業員の動きを妨げるような店舗レイアウトになっていないか、スタッフがマニュアルやルールを守って接客をしているか、サボっていないか、店舗ごとに忙しさの差がないかなど、ありとあらゆる状況が「見える」のです。

録画された画像を比較分析することで、作業の無駄を見出し、作業手順を見直したり、スタッフの人数や配置を変更したり、さらには、実際の映像をスタッフ研修に利用したりというように事業運営改善や従業員の教育・指導に活用されるようになりました。

さらに、マイクが付いているカメラを使えば、スタッフの顧客に対する言葉遣いを指導に生かすことも可能です。

複数フロアを少ないスタッフで切り盛りしているような状況では、全スタッフがスマートフォンで全フロアの状況を把握することによって、業務効率を上げ、人件費の削減につなげたという事例もあります。

顧客サービス
基本的なところでは、混み具合をリアルアタイムで把握できるので、混雑時にスタッフを適切に配置換えすることができるようになります。

さらに録画映像を分析すれば、混む時間帯、暇な時間帯、さらに曜日や季節までも把握できるので、スタッフのシフトを最適化することに活用できます。

顧客についても、どの商品にどの季節・時間帯にどういう顧客が集まるかを知ることができます。店舗の外では、どういう顧客が店に入り、どういう顧客が入らないかなど、店を利用する顧客の状況も手に取るようにわかります。

マイク付きのカメラであれば、顧客の発言から商品やサービスへの要望、さらには店への苦情を手に入れることが可能になります。

複数店舗を運営している場合、混んでいる店舗に、それほど混んでいない近隣店舗から応援スタッフを派遣する、店舗ごとに売れ筋商品を入れ替えるなどといった、顧客サービスの充実にも活用されています。

めずらしいところでは、民間のテニスコートで利用されている例があります。コートに設置されたクラウドカメラの映像は会員に公開されています。会員は、コートの混み具合、雨天後のコートの状況、さらには知り合いが来ているかどうかということまで、自宅にいながらにして確認することできるのです。

まとめ
これらの事例で見てきたように、店舗の状況やスタッフの接客状況、さらに顧客の購買行動などが「見える化」されることによって、顧客サービス品質の向上につなげることができ、さらに新たなサービスや商品のヒントを得ることにも活用することができます。

クラウドカメラの活用シーンは、まさにアイデア次第です。目先が利く経営者によって、今後もますますクラウドカメラの活用シーンは増えていくことでしょう。

AIカメラ総研 https://aicamera-soken.com/

(画像は写真ACより)

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