クラウドカメラは、インターネット環境が整っていれば、カメラ本体を購入するだけで設置できる場合もあります。カメラを固定せず置くだけのタイプなら工事も不要ですし、昼夜で設置場所を変えるなど、個人の目的に合わせて移動させることも簡単です。
ビルの入り口やオフィスのエントランス、工事現場やコンビニ、スーパーなどのフロア以外にも、個人宅の玄関や勝手口など、設置したい箇所は利用者によって様々でしょう。では、クラウドカメラの設置場所についてご紹介します。
まず、子供やペットの見守り、オフィスの入退出管理など、人の出入りや様子などをチェックする目的で設置する場合には、部屋全体を見渡せる壁などを選んで設置するとよいでしょう。
クラウドカメラの中には、屋内用で電源さえ確保できれば簡単に設置できるものもあります。カメラを設置しておけば、遠隔操作でパソコンやスマートフォンなどから小さな子供やペットの様子を見守ることができます。
家を空けている最中に何かあっては大変なので、出かける時には不安が残るという人にはおすすめのカメラです。動きや音声を察知できる機能や、アプリを通して呼びかけができるタイプもあるので、目的に合わせてカメラを選ぶとよいでしょう。
監視や防犯目的で使用する場合には、ナイトモード搭載カメラや動きを検知するカメラを設置するとよいでしょう。工場などは夜間の資材盗難や現場の監視などもあるため、現場を見下ろせる場所に複数台のカメラを設置しておけば、まとめてクラウド上から確認することができます。
万が一不法侵入や盗難被害に遭っても、くっきりと犯人を映し出すことができる他、一箇所だけでは監視しきれない工事現場全体を隈無くチェックしたり、複数の現場を同時に見張ったりすることができ、事故の防止などにも役立ちます。
また、駐車場に設置しておけば、車上荒らしなどの被害を減らしたり、犯人を特定したりすることにも役立ちます。クラウドカメラによっては動きに反応する機能が搭載されているものもあるため、不審な動きがあった場合に前後の状況を撮影し、あとから犯人特定に役立てることも可能です。
店舗などの場合には、レジ周りにカメラを設置しておくと、金銭管理や顧客トラブルなどを監視することができます。万が一顧客とトラブルになった際、何が原因だったのかをクラウドカメラの映像から確認できるため、スムーズに状況を把握することができるのです。
また、内部犯によるレジ金の盗難や、接客態度や接客レベルのチェックを行うこともできるため、店全体の接客水準を向上させるなど、社員教育にも役立てることができます。
クラウドカメラは屋外でも役に立ちます。たとえば、河川などに設置しておけば、大雨などで川が増水した場合にも早めに異変を察知し、避難誘導に役立てることができます。
カメラを複数台設置し、複数人で情報共有しておけば、より早いタイミングで異変を察知できるでしょう。日頃から設置しておくことで、川の水量の変化を察知し、異常を感知することができるのです。
クラウドカメラにも屋内におすすめのものと屋外におすすめのものがあります。屋外に設置するのであれば、防塵や防水機能がついているものを選んだほうがよいでしょう。
特に工事現場のようなほこりっぽい場所に設置する場合は、防塵機能がついていないカメラでは故障しやすくなり、買い換えサイクルが早まる可能性もあります。
駐車場などの監視用に設置する場合にも、防水機能などのついたものにしたほうが故障しにくく、長持ちします。クラウドカメラは機種によっては安いですし設置も比較的簡単です。それでもせっかく買うのであれば長く持たせたいものですから、設置場所に合ったカメラ機能を備えているかどうかを調べておきましょう。
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(画像はpixabayより)