クラウドカメラは、カメラ本体とインターネット環境があれば導入できる監視システムです。レコーダーやケーブル、モニターなどの設置が不要なため、コスト削減にも役立ちますし、工事現場など、監視カメラのために場所を取れないところへの設置にも向いています。
クラウドカメラは、カメラ本体ではなくクラウド上にデータを保存するため、カメラやレコーダーの盗難、破損といった被害に遭っても、直前までの映像をクラウド上で確認することができます。
また、撮影データはライブ映像以外にも、保存してあるデータを後から確認することも可能なため、不法侵入や工場の資材盗難などに対しては、犯人の撮影や特定にも役立ちます。
犯罪以外でも、日々の従業員の接客態度、勤務態度を確認したり、顧客や従業員同士のトラブルが発生した際、原因を究明したりするのにも一役買うでしょう。
このように、クラウドカメラは監視カメラや防犯カメラとしての役割以外にも、管理システムとして非常に有効です。導入は低コストで済みますから、個人宅や規模の小さな企業などでも導入がしやすいメリットもあります。
とは言え、クラウドカメラにも様々な機能や種類がありますから、自分の目的に合ったカメラを探し出すことが重要です。そこで、カメラ選びをする時にポイントとなる点をいくつかご紹介しましょう。
クラウドカメラの選び方として、どこに設置するのかということがあります。屋外に設置するのであれば、防水や防塵機能のついたカメラを選ぶようにしましょう。
屋外設置の場合は、雨風にさらされる上、工事現場など埃の多い場所では故障もしやすくなります。そのため、防水、防塵機能のある機種を使うことで、より長持ちしやすくなるのです。
クラウドカメラの中にも防水、防塵機能を備えた機種や、工事現場などでの設置に向いている、電源があればすぐに設置できるタイプもありますから、設置場所の環境によってカメラを選ぶことは大きなポイントになります。
屋内、屋外だけでなく、どのような場所で、何を目的に設置するのかということもカメラ選びのポイントです。クラウドカメラの中には、ナイトモードを搭載しているカメラや、動きに反応する機能を搭載しているカメラもあります。
夜間の監視なら、ナイトモード搭載カメラが重要ですし、音に反応する機能を搭載していれば、夜間の侵入者の動きもキャッチできます。また、日中の監視用としても、動きを検知したところだけ確認すればよいので楽に監視ができて便利です。
株式会社チャオが提供しているチャオカメラは、AI搭載型のクラウドカメラです。人工知能が持つ学習能力を活かし、河川などの状況を常時監視しておけば、川の増水などにも素早く気づくことができ、迅速な避難誘導などに役立ちます。
また、クラウド上でデータを共有できるため、複数人で河川の監視を行うことでタイムロスを少なくすることも可能です。
クラウドカメラはデータ共有が簡単なため、複数人で監視体制を取れることができます。工場などの広い場所を監視するには一人よりも複数人の方がよいですから、同じ場所をより広い目で監視できる点は大きなメリットと言えます。
また、カメラを複数台設置しておけば、離れた場所にある別々の場所を一箇所で監視することもできます。各地にある現場や店舗の運営状況など。気になる場所が複数ある場合にも、わざわざ現場に足を運ぶことなくチェック体制を取れるため、時間短縮にもつながります。
客観的なデータをライブ映像はもちろん、振り返って確認することもできるため、社員教育やトラブル解決、事故防止などにも役立てることができます。
ただし、クラウド上に保存するということはデメリットもあります。
セキュリティ対策をしっかり採らないと、ハッキングや乗っ取り被害、情報流出などのリスクもありますから、クラウドカメラを導入する際にはコストの低さだけに目を奪われず、しっかりとセキュリティ対策をすることも欠かせません。
初期パスワードのままで使用しない、不審なメールは開かないなど、ネットの被害に遭わないよう対策を練った上で導入を検討するとよいでしょう。
AIカメラ総研 https://aicamera-soken.com/
(画像はpixabayより)