データをクラウド上で保存し、いつでも手軽にデータにアクセスできるクラウドカメラは、なかなか足を運びにくい現場や、人の目だけでは管理しきれない細部のチェックに活用され、非常に有効なツールとなっています。
単純に監視カメラとしてだけの使い道だけではなく、作業効率を上げたり手順をチェックしたりする面でも大いにその力を発揮しています。また、クラウドカメラは簡単に設置できるという利点もあり、個人でも導入しやすいというメリットがあります。
そんなクラウドカメラは、厳重な警備体制が必須となる東京オリンピックでの活躍も期待されています。では、東京オリンピックで期待されるクラウドカメラの性能や可能性についてご紹介しましょう。
オリンピックは世界中から選手や観客が集まる、国際的なイベントです。その分、開催国に求められる安全対策の基準は非常に高いものになります。
過去に開催されたオリンピックでは、2014年開催のソチオリンピックでは7000台の監視カメラが導入されました。近年ではテロも頻発していて、世界情勢が不安定になっているため、テロ対策も強化されています。そのため、これだけの台数が導入されたわけですね。
オリンピックに向けて監視カメラの需要が高まる理由は他にもありいます。オリンピックでは、会場だけでなく、ホテルなどの関連施設もオリンピック開催に合わせて建設されます。
こうしたホテルなどの関連施設にも監視カメラは大量に導入されるため、全体として監視カメラの需要が高まっているというわけです。
クラウドカメラの大きな特徴は、カメラで撮影した情報がクラウド上に保存され、蓄積されることです。
カメラにケーブルなどをつないで直接確認することしかできないアナログカメラと比べ、離れた場所にいてもパソコンやスマートフォンなどから映像をチェックでき、現場まで足を運ぶ必要のないクラウドカメラは、チェック作業がどこでも行えるという便利さが大きなメリットです。
また、映像をチェックするためのモニターなどの機器が不要であるため、設置にかかる費用や手間が省けるのも大きな利点と言えるでしょう。クラウドカメラの場合は複数台のカメラの映像を一箇所で確認できるためチェックに割く時間も削減できます。
クラウドカメラのメリットは、カメラが壊れた時にも発揮されます。仮にカメラが破壊されても、クラウド上にデータが残っているため画像の回収や確認が可能である点は、犯人特定などに大いに役立ちます。
カメラとデータを離れた場所で管理できるクラウドカメラならではの利点だと言えるでしょう。さらに、映像も非常に鮮明で、犯罪が起こった場合にも犯人を特定しやすいというのも大きな強みです。
ナイトモードを搭載したカメラの場合には夜間の人立ち入りなどもしっかりと監視できますし、リアルタイムで監視カメラの映像をチェックできるというのも心強い点です。
特にオリンピック会場は多くの人間が出入りする分、犯罪を防ぐことは非常に大切ですし、発生するとその影響範囲も大きくなります。
安全にデータを採取し、分析できるクラウドカメラはオリンピックという国際的なイベントにおいて非常に重要な存在となるでしょう。
オリンピックではオリンピック会場や選手村など、関連施設での安全対策や犯罪防止などが非常に大切になってきますから、より映像の制度が高く、安全に管理できるクラウドカメラの需要は今後も高まると考えられます。
進化し続けるクラウドカメラの存在は、防犯対策を徹底し、東京オリンピックを安全に運営していく上で欠かせない存在だと言えるでしょう。
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(画像はpixabayより)