最近話題の機器！「クラウドカメラ」ってなに？
2018.04.23
コラム
最近話題の機器！「クラウドカメラ」ってなに？
最近話題の機器として、「クラウドカメラ」があります。IT関連において、クラウドとは「あらゆるデータをインターネットのサーバー上に保管するサービス」を意味します。
このことから、クラウドカメラとは、カメラで撮影したデータをネット上に保管するためのもの、という意味合いのようですが、具体的には、クラウドカメラとはどんなもので、どんな用途に使われるのでしょうか。
「クラウドカメラってなに？」という疑問を解決するために、クラウドカメラについて詳しく調べていくことにしましょう。
クラウドカメラとは、主に防犯カメラとして利用されますが、クラウドカメラが従来型の防犯カメラと異なる点は、クラウドカメラで撮影されたデータを、インターネット上のサーバーに保管する点です。
従来型の防犯カメラの場合、撮影した内容を録画して保存する必要があります。
そのため、防犯カメラの近く、あるいは、防犯カメラから配線可能な範囲内に、撮影内容を録画するための機器を設置する必要があることから、防犯カメラを設置する場所は限られてしまいます。
しかし、クラウドカメラの場合は、撮影データをインターネットのサーバー上に保管するため、録画機器が不要となることから、場所を問わずにクラウドカメラを設置できます。
また、場所を問わないという点は、クラウドカメラの設置場所に限らず、防犯カメラの内容を確認する場所も問わない、ということにもつながります。
つまり、防犯カメラの内容を確認する場合は、パソコンやスマートフォンが利用できれば、防犯カメラから遠く離れた場所であったとしても、撮影された内容を確認することが可能となるのです。
クラウドカメラをさらに有効活用するためには、クラウドカメラ用のアプリと連動させることです。
クラウドカメラ用のアプリを利用する場合には、無線LANの環境があること、そして、クラウドカメラとして利用する専用のカメラを用意する必要があります。無線LANの環境があれば、設定は簡単に行えます。
また、クラウドカメラ用のアプリを利用すれば、さまざまな機能を活用できる場合があります。
例えば、暗い場所でも検知できる「暗視モード」や、防犯カメラの撮影中、動いているものを発見した場合に検知する「動体検知」の機能、さらに、不審な動きが検知された場合に通知する「アラート機能」などです。
クラウドカメラ用のアプリを活用することによって、より防犯性を高められると言えるでしょう。
クラウドカメラは、基本的に防犯カメラとして利用されますが、それ以外の方法でも利用することが可能となります。
例えば、高齢の親と離れて暮らしている場合、親が無事に暮らしているかどうか、ということが気になりがちですが、クラウドカメラを利用すれば、親が元気に過ごしているかどうか、ということを確認できます。
また、店舗などにおいては、防犯の用途のみで利用するのではなく、店内に入店した顧客がどのような動きをしながら買い物をしているか、ということも分析可能です。
分析した内容に応じて、顧客が最も多く通っている通路に売れ筋商品を配置するなど、サービスを向上させるためのツールとして利用することも可能となります。
クラウドカメラのメリットは、カメラの設置場所や画像の閲覧場所など、場所を問わずに利用できることです。クラウドならではの特性を活かし、防犯対策をはじめとして、あらゆる用途においてクラウドカメラを導入してみてはいかがでしょうか。
（画像は写真ACより）
