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クラウドカメラを利用するなら「保存容量」と「冗長性」を理解しよう

2018.04.25

コラム

クラウドカメラを利用するなら「保存容量」と「冗長性」を理解しよう

 

クラウドカメラの利用では、保存容量や冗長性を重視

クラウドカメラは、従来型の防犯カメラとは異なり、撮影した画像データをインターネット上のサーバーに保管する仕組みとなっています。そのため、クラウドカメラを利用する際に重視したい内容としては、「保存容量」と「冗長性」があります。

クラウドカメラを利用するにあたり、保存容量や冗長性が重視される理由について、詳しくみていくことにしましょう。

クラウドカメラの保存容量が重要な理由は?

クラウドカメラのサービスを利用するにあたっては、撮影した画像データをインターネット上のサーバーで保管しなければならないため、一定量の保存容量が必要となります。

一例としては、1か月あたり500GB(ギガバイト)、または、500GBの2倍にあたる1TB(テラバイト)の保存容量です。なお、クラウドカメラの利用状況によっては、それ以上の容量を必要とすることもあります。

それでは、クラウドカメラを利用する場合、なぜ保存容量が重要となるのでしょうか。

その理由としては、「長期間にわたる録画」、「高画質での録画」、「クラウドカメラの複数台設置」があげられます。順にみていくことにしましょう。

保存容量によって、特に優先したい項目を決めておく

保存容量が大きくなるほど、長期間にわたり、継続的に録画することが可能となります。

クラウドカメラで録画する場合、できる限り長期間にわたって録画しておけば、録画記録が十分に残っているため、過去にさかのぼって犯人を割り出すことができます。

また、保存容量が大きければ、より高画質での録画も可能となります。仮に、防犯カメラに犯人と思われる人が映っていたとしても、画像が低画質である場合、犯人らしき人の特徴をつかむことが難しい状態となってしまいます。

その点、高画質な画像であれば、画像が明瞭であるため、犯人らしき人の特徴をつかみやすくなります。

さらに、保存容量を増やしておけば、複数台のクラウドカメラを設置しても、安定的な録画が可能です。

これらの理由により、クラウドカメラを利用する場合は、保存容量が重視されるのです。

なお、保存容量が増えるほど、利用料金も高くなることから、長期間にわたる録画、高画質での録画、複数台のクラウドカメラ設置、という項目を全て満たすことは難しくなりますので、どれを優先するか、という視点を持つことが必要でしょう。

「クラウド」は、冗長性が確保されている

次に、クラウドカメラを利用する際の「冗長性」についてみていくことにしましょう。

「冗長性」について簡単に説明すると、どのような状況においても、システムを常に稼働させることを指します。

その状況を実現させるために、システムのバックアップを用意し、万が一の場合は、システムのバックアップを稼働させることで、システムが常に稼働している状況を保ちます。

冗長性の一例としては、病院において、電力を供給し続けることがあげられます。

病院では、突発的な事態が発生した場合においても確実に電力供給を行うため、外部からの電源以外にも、ディーゼルエンジンで作動する発電機を作動させることで、電力供給が行われます。

冗長性については、クラウドカメラのデータを保管するインターネットサーバーである「クラウド」においても対応が施されています。クラウドは、十分な冗長性が確保されており、災害時においても強い仕組みとなっています。

そのため、クラウドカメラで撮影された画像は、クラウドで確実に保存され、必要に応じて閲覧することが可能となっているのです。

クラウドカメラを利用する際の重要性としてあげられることは、「保存容量」と「冗長性」と言えます。保存容量と冗長性を高めることで、クラウドカメラのサービスを安定的に利用しましょう。

(画像は写真ACより)

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