映像だけじゃ不十分!?
会社や店舗だけではなく、一般家庭にも導入が進んでいる、防犯カメラ。この記事を読まれている方の会社や家庭にも「設置している!」または「設置したい!」と考えている方もいらっしゃると思います。その防犯カメラは、どこまでを記録することが出来ますか?
「映像だけで十分でしょ」と検討している方にこそ、今回は音声も記録しておくことのメリットを紹介します!
音声メリットその1
カメラを設置していることの目的の1つとして「防犯」が上げられます。この「防犯」には、音声が非常に重要となってきます。例えば、家庭に窃盗が入ったとした時、映像だけの録画ですと犯人の身格好だけでは、男性なのか女性なのか判断することが困難です。
声紋は、性別、身長、顔の形、年齢も特定されると言われています。ですので、犯人の音声を録音しておければ、犯人を捜査するにあたって有益な情報となります。
また、人の音声だけではなく、音で状況を判断することも可能とする技術があります。
NEC(日本電気株式会社)では、音起きている状況を判断できる「音状況認識技術」が2016年に開発されています。
音によって「ガラスが割れた」「罵声」「悲鳴」といった状況を判断できるので、人通りが多く、雑音が大きい場所でも、状況別に音声を記録、確認することが出来ます。
音声メリット2
2つめのメリットとして紹介したのは、「クレーム対応に役立つ」ということです。実際に何が起きて、その場でどういったやりとりがあったのかという事実を知るためには、当事者たちの証言だけでは判断することが難しい場合も多くあります。
映像だけじゃなく、音声も録音しておくことで、第3者が聞き取ることが可能となり、正しい判断をしやすくなります。
また、従業員がどういった受け答えをしているのかを知ることも出来るので、サービス向上に役に立たせることも出来ますよね。
音声メリット3.
3つめは、「子供やペットの見守りに役に立つ」ということです。子供やペットの声を感知し、それが異常事態だと判断されれば、保護者や飼い主に通知が飛ぶ機能が搭載されたカメラも存在します。
たとえ、自宅に子供が1人になることがなかったとしても、24時間子供だけを見守ることは難しいのが現状です。
そういった保護者への配慮や悩みを解消するにも、安全性を考え、音声まで記録できる機能が搭載されたカメラは大きなメリットと言えます。
音声メリット4.
クラウドカメラを導入している企業の中には、記録した映像を社内で共有したり、PR活動に活用したりするケースもあります。例えば、「学習塾での授業風景を映像と音声共に記録し、そのデータをHPに公開することで、授業のイメージを持ちやすいようにする」といった活用方法もあります。
ライブ映像を複数台で視聴することが可能であれば、同じ場所にいなくとも、社員同士の会議に活用することも可能となります。
防犯だけではない!活用メリットはたくさん!
映像に音声がプラスされることで、防犯性が高まるだけではなく、クラウドカメラの活用方法を広げることが可能となります。録音機能が、クラウドカメラのデフォルト機能として内蔵している場合も最近では増えてきていますが、そうではないカメラもまだ存在していますので、導入の検討する際には、録音機能があるのかどうかも是非チェックして、メリットを最大限に活用していきましょう。