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様々な業態に活用!クラウドカメラ

2018.09.27

コラム

様々な業態に活用!クラウドカメラ

業態とクラウドカメラ
「業態」という言葉を時々耳にすることがありますが、何のことかというと、たとえば、小売業でいうと、百貨店、専門店、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなどのように、顧客、商品・サービス、提供方法が異なる販売形態のことを指します。

小売業という業種でも、百貨店と専門店というように、業態が異なれば、クラウドカメラの活用のしかたも変わってきます。この項目では小売業、飲食業、宿泊業という3つの業種で、業態ごとにクラウドカメラがどのように活用されているかを見てみましょう。

小売業
スーパーマーケット
防犯目的で導入されることがほとんどのカメラシステムですが、福岡市のあるスーパーマーケットではさらに先進的な取り組みをしています。

店内に設置された700台ものカメラで得られた映像を、AI(Artificial Intelligence、人工知能)を活用した画像認識エンジンで分析し、顧客満足度向上に役立てているのです。

AIは顧客の特長(性別、年齢層など)や購買行動を収集・分析し、顔の画像など個人を特定可能な情報を除いた結果をクラウドに送信します。

こうすることで、顧客のプライバシーを確保すると同時に顧客の行動を可視化、定量化します。さらに、商品棚の商品陳列状況や顧客が商品を手にとった状況などを分析し、その結果を元に、品ぞろえや商品の見つけやすさの改善につなげています。

家電量販店
量販店が抱える大きな悩みのひとつが「万引き」です。対策として防犯カメラシステムや万引き防止ゲートシステムなどが導入されてきました。

これまでの防犯カメラシステムは、カメラごとに録画が必要なので、導入時だけでなく故障時のメンテナンスも含めて高コストでした。また、固定式のものが多く、店内レイアウト変更に合わせて設置場所を変更するのが困難だったのです。

クラウドカメラになると、設置するのはカメラだけになるので、導入コストは下がり、かつ録画機器がクラウドにあるので、録画機器故障の心配が激減します。また、設置場所変更も、カメラ単体だけを動かせば良いので、専門業者に依頼する必要もなくなります。

今後は、顔認証機能によって、得意顧客や過去に問題を起こした顧客の来店を検知するというような活用もなされていくでしょう。

飲食業
ファミリーレストラン
レストランでは従業員の接客態度が非常に重要です。各店舗の従業員の接客態度を観察し、改善の余地がある場合は注意することでサービスの向上につなげています。不幸にして顧客とトラブルになった場合は、事象の確認や原因の把握のために活用されています。

クラウドカメラを用いることによって、複数店舗のライブ画像と過去の画像を本部で確認できるので、実際に店舗に赴く頻度を減らすことが可能になりました。また、事前に映像を確認できるので、改善指摘箇所や改善方法を予め準備することが可能になります。

居酒屋・レストランチェーン
少数店舗の飲食店でもクラウドカメラは活用されています。都内に数店を運営している飲食店の事例をご紹介しましょう。

このお店では、各店舗の状況確認とその対応にクラウドカメラが活躍しています。ある店が混雑していたら手すきの店からスタッフを回す、料理を出すのが滞っていないか、掃除が行き届いているか、顧客とトラブルが起きたなどの状況を確認して業務の改善に活かすといったことに活用しています。

宿泊業
リゾートホテル
ロボットがフロントで接客するホテルが話題です。このホテルでは、防犯目的やロボットの接客状況確認などのためにクラウドカメラが導入されています。

スタッフが24時間スマートフォンから映像をチェックできる、インターネットを利用するので専用の回線が不要、録画もクラウドなので録画機器の故障を心配しないで良いなどが導入の決め手でした。

ホステル
大規模なホテルでなくてもクラウドカメラは活用されています。ホステルの例をご紹介しましょう。

神楽坂のあるホステルでは、国内のお客様だけでなく、訪日客(初めて及びリピーター)誰もがほっと一息つける空間を低料金で提供しています。低料金でサービスを提供するためには運営コストを下げることがとても大事。

運営コスト削減に一役買っているのがクラウドカメラです。夜間でもスタッフ1人で入館者のチェックや各フロアの状況、そして事務室の監視に活用しています。さらには、宿泊客の誰もが利用できるフリースペースの利用状況を確認し、あらたなサービスに活用しようとする取り組みも始まっています。

まとめ
一昔前まで企業が監視カメラを利用する目的は「防犯」が主でした。今でもそれは変わりませんが、ご紹介してきた事例で見えてくるのは「業務改善」、「サービスの向上」や「運営コスト削減」というキーワードです。

映像がクラウドに保存されるクラウドカメラは、設置するのは専用カメラだけ、映像はどこからでも見ることができるという大きなメリットがあります。

こうしたメリットを活かして、今後もあらゆる業種の様々な業態で活用されていくことでしょう。

AIカメラ総研 https://aicamera-soken.com/

(画像は写真ACより)

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