クラウドカメラは、従来型の監視カメラと異なり、カメラ本体だけでも監視カメラや防犯カメラとしての役割を果たすことができます。
インターネット環境とスマートフォン、パソコンのようなデバイスがあれば、カメラ本体を設置するだけで映像を撮影し、撮影したデータを保存することができます。
撮影したデータを映し出すためのモニターやケーブルが必要なく、場合によっては工事も不要であるため、個人宅に導入する時にも手軽です。
クラウドカメラと一口に言っても、タイプは様々ありますし、設置する場所も目的によって変わります。屋内で使用するのか屋内で使用するのかによっても設置方法は変わりますし、カメラのタイプによっても変わります。では、詳しく見ていきましょう。
Wi-Fiに対応したセーフィーの「CC-2」というカメラの場合、設置箇所の近くに電源が確保でき、無線ルーターと通信できる状態にあれば工事は必要ありません。
有線LANに対応しているカメラでも、LANケーブルの配線を行うことができれば工事なしで、自分で設置することが可能です。配線が完了したら、あとはカメラを設置するだけなので、自分で対応できる人ならば工事不要で設置できます。
まず、最も手軽に導入できるのが置き型タイプのクラウドカメラです。設置場所は室内ですが、固定しない場合には、電源とつなぎ、インターネット環境と接続するだけで設置が完了するという非常にシンプルなタイプです。
固定しないため、監視場所を変えたい時にも移動や再設置が簡単です。手軽に導入できるものを探している人にはおすすめのタイプです。
また、天井や壁への設置なら工事なしで行うことができます。天井や壁などに固定して使いたい場合には、固定するためのネジとドライバー、または電動ドリルがあれば簡単に設置することができます。
大がかりな工事が必要なく、簡単に設置できるため、個人宅で導入を考えている人にも向いています。店舗などで設置する場合にも、監視するエリアやアングルを変えたい時、いちいち工事をする必要がなく、簡単に移動できるため、手軽に最適な場所への設置変更が可能です。
監視カメラの導入に不安がある人、工事費用などが気になっている人は、移動や設置が簡単なタイプを選ぶとよいでしょう。
監視カメラが活躍する場所は、個人宅や店舗だけではありません。工事現場は、その場所特有の危険をはらんでいます。事故はもちろん、正しい手順で工事が進められているかや、作業員の動きをチェックしたり、トラブルが起こっていないかを監視したりと、見るべき部分はたくさんあります。
さらに、工事現場が複数ある場合は、一つの現場を隈なくチェックするだけではなく、他の現場も同時に監視する必要があります。工事現場には資材もありますから、夜間の資材盗難などに備える必要もあり、夜間でもキレイに撮影できるナイトモードや防塵、防水などといった機能を搭載したカメラが向いています。
工事現場に設置する監視カメラの場合には、設置場所が高いところにあったり、インターネット回線などが十分に備わっていなかったりする点に考慮する必要があります。
ですから、工事現場にクラウドカメラを設置する場合には、電源に差し込むだけで設置できるシンプルなタイプが向いています。取り外しも簡単で、電源が確保できればすぐに設置し、取り外しも簡単にできるため、工事が終わった時もすぐに撤去することができます。
置き型タイプは室内で、こまめに移動したり設置箇所を頻繁に変えたりしたい場合に便利です。
一方、工事現場のように十分なインターネット環境などを確保できないところでは、よりシンプルに設置できるタイプのクラウドカメラを選ぶようにしましょう。
クラウドカメラは取り付け場所や目的別で様々なタイプがあるため、設置場所や設置環境を選んで、適切なカメラを選ぶことがポイントです。
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(画像はpixabayより)