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クラウドカメラの画質ってキレイ?

2018.08.18

コラム

クラウドカメラの画質ってキレイ?

 

防犯カメラの画像は不鮮明

テレビで見かける防犯カメラの映像は不鮮明に感じます。現在設置されている防犯カメラの多くが旧式であろう、ということを考慮しても、ハイビジョン映像を見慣れた目には不鮮明です。

クラウドカメラが防犯・防災カメラとして一般的になりましたが、画質は向上したのでしょうか。最新のクラウドカメラの性能を眺めてみることにいたしましょう。

カメラの画質

クラウドカメラの画質に関するお話の前に、カメラの画質の良し悪しを決める要素についておさらいしておきましょう。

画素数
1画面の画素(ピクセルともいいます)数です。多ければ多いほど高精細画像となるのはご承知の通り。

静止画(デジカメ写真)の場合は、画面全体の画素数で表現されることが多いようです(1,000万画素、2,400万画素など)。

動画の場合は、かつてはVGAやXGAなどと表現され、最近はハイビジョンや4K、8Kなどと表現されます。ややこしいのは、動画の場合、走査線の数と方式を用いることがあることです。

動画の1画面は、横方向に線を引くように画素を描き、これを画面の上から下まで繰り返します。この横線を走査線といい、1画面の走査線数で画素数を表すことがあります。720pとか1080iと表記されているのがそれです。720pは1280×720(約90万画素)、1080iは1980×1080(フルハイビジョン、約200万画素)です。

「p」、「i」というのは走査線の描き方で、「p(progressive)」は走査線を上から順に描きます。「i(interlace)」は1本おきに走査することを2回繰り返して1画面にします。

ちなみに、VGAは昔のテレビや初期のパソコンに用いられていた画面で、画素数は640×480(約30万画素)です。XGAは1080×768、今後期待されている4Kはフルハイビジョンの4倍、8Kは8倍の画素数です。

時間あたりの画面数
動画の場合は、ごく短時間に静止画をたくさん撮影して連続再生して動画に見せている(パラパラ漫画と同じ)ので、時間あたりの画像数が画質に影響を与えます。

テレビやビデオの場合は1秒間に30枚です。1枚の画像をフレームといい、この場合は30fps(frame per second)と表します。他には24fps、60fpsなどがよく用いられます。

クラウドカメラサービス各社のカメラについて

さて、実際にクラウドカメラサービス各社が用意しているカメラの性能はどうなのでしょう。カメラそのものは各カメラメーカーの製品を採用していますが国産、海外製あわせてその機種数は膨大です。

数千円で購入できるVGA対応のものから4K対応の高級機まで様々ですが、ハイビジョン対応のものが増えてきました。代表的な機種のひとつが、720p、30fps、広角111°のレンズを備えた卵型のカメラです。価格は25,000円ほどで、クラウドカメラサービス会社の多くがこの会社のカメラを採用しているようです。

デジカメと同様、イメージセンサーの大きさが画質に影響するので、高画質を望むなら、できるだけサイズの大きいセンサーを搭載している機種を選ぶ必要があります。

また、レンズも、広角、魚眼、望遠などいろいろです。魚眼レンズの映像から、歪みを補正した複数画像を切り出してくれるサービスもあります。目的に応じて選ぶとよいでしょう。

注意点としては、クラウドカメラサービス会社によっては、保存できる映像が、動画ではなくコマ撮り画像(1秒1コマ、5秒1コマなど)という場合があるので注意が必要です。

まとめ

最近のカメラはハイビジョン対応も増えて、画質は向上しているようです。今後は4K対応のカメラも普及していくことでしょう。

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(画像はpixabayより)

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