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クラウドカメラ こんなに便利!

2018.08.09

コラム

クラウドカメラ こんなに便利!

クラウドで激変!監視カメラの利便性
一昔前まで、監視用のカメラは、価格が高いこと、運用や保守に手間がかかることなどから、防犯・防災など限られた目的に利用されることがほとんどでした。

インターネットが普及すると、ネットワークに接続できるカメラが発売され、さらに、クラウドが普及してクラウドカメラが出現すると、その様相が一変し、利便性が格段に向上して利用シーンも増えました。

どのように変わったのかを、クラウドカメラ出現前後で比較し、その利便性の高さを再認識してみましょう。

クラウドカメラ以前
地デジ開始以前といってもいいでしょう。録画機材の主役はVHSなどのテープです。家庭用のビデオデッキでは長時間モードでもせいぜい9時間にすぎず、録画日時なども記録・表示されないので、証拠としては使えません。

このため、監視映像の録画には、長時間録画が可能なタイムラプスレコーダーという専用の機材を数十万円かけて導入しなければなりませんでした。

設置したカメラには電源も供給しなければならず、録画機材との接続は同軸ケーブル。屋外のカメラから録画機材の置いてある管理室などにケーブルを引き込むだけでも大変な作業です。

カメラの数が多くなると、録画機器もカメラ台数分必要となり、画像の切り替えのためにはスイッチャーも導入しなければなりません。おまけに、録画機材の故障は、録画されていないことがわかって初めて気づくという信頼性に欠けるものでした。

その後、録画機材がハードディスクになって大幅に改善されたとはいえ、それ以外の部分に大きな変化はありませんでした。

クラウドカメラ登場後
クラウドカメラが登場するまでには、インターネットの普及、テレビ放送のデジタル化、携帯電話からスマートフォンに至る携帯端末の普及など、技術の進歩を背景にした環境の変化がありました。

インターネットの普及とともに、インターネットに接続できるテレビカメラがでてきます。これによって、カメラが捉えた映像を遠隔地で見るということが可能になりました。

さらに、インターネット経由でコンピューティングパワーやプログラム、ストレージなどをサービスとして提供するクラウドコンピューティング(いわゆるクラウド)が普及してくると、カメラの映像をクラウドに録画するサービスが現れます。クラウドカメラの登場です。

クラウド内に映像が録画されるというのは、監視カメラの世界では画期的なことでした。利用者は、録画機器の導入コストとメンテナンスコストを気にする必要がなくなりました。録画期間も契約次第で、映像はいつでもどこからでも確認できるようになりました。

まさに、監視カメラの利用シーンが一気に拡大する下地ができたといえるでしょう。

クラウドカメラの利便性
では、クラウドカメラの利便性を整理してみましょう。

設置
クラウドカメラだからというより、カメラ自体が進歩したということなのですが、小型化、低価格化が進みました。加えて、通信機能(Wi-Fi)が内蔵された機種が一般化したので、設置が極めて簡単になりました。

屋外の耐候性が求められる場所でなければ、監視したい場所に置いて電源をコンセントに差し込むだけ、という手軽さです。

屋外の電源すらないような場所でも、太陽光発電システム、無線ルーター等と組み合わせることで自立式の監視カメラにすることも可能です。

画像確認
カメラが捉えた映像がクラウドに保存されるということは、インターネットに接続された機器、すなわち、パソコン、スマートフォン、タブレット端末などからその画像を確認することが可能だということです。

複数の人が複数の場所から(地球の裏側でも)同一映像を同時に見るということが可能になりました。かつての監視カメラでは、とうてい不可能だったことが可能になったのです。

パソコンやスマートフォンなど、一般に普及している機材から映像を見ることができるということは、自治体などが設置したカメラの映像を、住民がどこからでも確認することが可能だということです。防災の観点からは、計り知れない効果があるといってよいでしょう。

まとめ
監視カメラのビフォー・アフターを比較して、クラウドカメラの利便性を概観してみました。一昔前までの監視カメラと比べて、どれだけ便利になったか再認識していただけたでしょうか。

AIカメラ総研 https://aicamera-soken.com/

(画像は写真ACより)

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