クラウドカメラは、その名の通り、クラウド上に情報を蓄積するタイプのカメラです。防犯カメラはコレまでにもありましたが、カメラの中に情報が入っているため、カメラが壊れてしまえばそれまででした。
また、防犯カメラの映像をチェックするのは事務室などのモニタールームで、わざわざモニターを置いておかなければ確認することができませんでした。場所も取りますし、自由にどこでも情報を確認することができなかったのです。
しかしクラウドカメラを防犯カメラとして導入することで、情報はいつでもクラウド上に保管されるという安全性、さらにはいつでもどこでも気軽に情報にアクセスできるというメリットが生まれました。
こうしたクラウドカメラは、今や幅広く導入され始めています。個人の家や店舗だけでなく、工場や工事現場などの大規模施設に設置することで、幅広い範囲の情報を的確にキャッチし、把握することが可能になります。
そういった意味で、クラウドカメラは、厳重な安全管理が必要とされる原子力発電所にも有効です。では、クラウドカメラの性能や活用法についてご紹介しましょう。
クラウドカメラの特徴は、離れたところからでも常にカメラを通して現場の状況をチェックできるところにあります。スマートフォンやモニター、パソコンなど、身近にある機器でインターネットなどを通し、いつでも現場の状況を逐一把握できるのです。
いちいち現場に足を運ばなくてもそれぞれの状況をキャッチできるため、盗難や不法侵入などの犯罪防止や、仕事上のトラブル防止などに有効だと言えます。
クラウドカメラは、コンビニなどの店舗や事務所などの事業所だけでなく、工事現場や原子力発電所のような大規模施設でも効果を十分に発揮します。
特に原子力発電所はひとたびトラブルや事故が起こると大規模な被害を及ぼす可能性が高いため、一刻も早く状況を把握したり、事前に異変をキャッチしたりする必要があります。
そんな時、クラウドカメラは画質もよく、フルハイビジョンのクリアな画質を送ってくれるため、画像だけでも現場の状況をしっかりと把握することができるのです。
また、クラウドカメラの中でもナイトモードが搭載されたカメラを使えば、夜間の変化もしっかりとチェックできます。原子力発電所などは非常に厳重な警戒が必要な設備ですし、防犯だけでなく異変を察知して重大事故を防ぐことも大切です。
だからこそ、離れたところからでもクリアな画像でしっかりと現場の様子を把握できるクラウドカメラの出番なのです。カメラを複数台設置しておけば、チェックするのは一箇所でも、より広い範囲を監視することができます。
これまでの監視カメラでは鮮明に捉えることの難しかった部分まで、クリアに映し出すことができるため、クラウドカメラは大いに役に立つと言えそうです。
ここ数年、原子力発電所を取り巻く状況は大きく変わってきています。自然災害によって施設が打撃を受ければ、扱っているものがものだけに、近隣にも大きな影響を及ぼすためです。
そのため原子力発電所は、他の大規模施設以上に厳重な監視体制を敷く必要があります。クラウドカメラは情報をクラウド上に保存してあるためカメラに何かがあっても情報は守られますし、いつでもアクセスして、離れたところからでも現場の状況を察知できます。
現場が危険な状況にある場合でも、遠くから状況を判断できるというのは非常に心強いものですし、防犯カメラとして以上の能力を有していると言えるでしょう。
クラウドカメラを複数台設置しておけば、より広い範囲を監視することができ、小さな異変にも早期に対応することが可能となります。クラウドカメラは、原子力発電所のような重要施設を監視する上で、非常に有効なツールだと言えそうです。
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(画像はpixabayより)